ONLYOFFICE’s diary

OSSドキュメントエディタの使い方やヒントをご紹介します

Helmを使ってONLYOFFICE DocsをKubernetesやOpenShiftのクラスタにデプロイする方法

これからはHelmのおかげで、KubernetesやOpenShiftのクラスタにONLYOFFICE Docsを数コマンドで簡単にインストールできるようになります。詳しくはこの記事をご覧ください。

https://www.onlyoffice.com/blog/wp-content/uploads/2021/11/onlyoffice_helm_cluster.jpg

Helmについて

Helmは、オープンソースのコンテナオーケストレーターであるKubernetes用のパッケージマネージャです。

HelmはKubernetesアプリケーションのインストールと管理を効率化し、LinuxRPMDEBパッケージと比較することができ、開発者がアプリケーションをパッケージ化してエンドユーザーに出荷するのに便利な方法を提供します。

Helmは、Kubernetesリソースの関連セットを記述するファイルの集合体であるChartと呼ばれるパッケージング形式を使用します。

Helm を使用する理由

Helm をインストールして設定すると、シンプルな「helm install」コマンド1つで、本番環境に対応したアプリケーションを Kubernetes(✴︎)クラスターにデプロイすることができます。また、必要に応じて、クラスタにインストールされたアプリケーションをコマンド1つで削除することができます。

✴︎ ONLYOFFICE Docsは、OpenShiftクラスタにもインストールできます。OpenShiftは、エンタープライズ対応のKubernetesベースコンテナプラットフォームです。

開始方法

  1. KubernetesまたはOpenShiftクラスタをインストールしていない場合は、インストールします。

  2. Helm v3 をインストールします。

  3. 前提条件をデプロイします。

  4. ONLYOFFICE Docsを以下のコマンドでデプロイします:$ helm install documentserver

  5. 必要なパラメータを指定します(エディタを正常に実行するために重要です)。

GitHubに詳細な手順があります。

Kubernetes/OpenShiftクラスタでエディタを使用するには、ライセンスを取得する必要があります。ONLYOFFICE Docs エンタプライズ版開発者向け版では、クラスター版が利用可能です。

ライセンスを取得せずにクラスターをデプロイした場合、30日間の無料試用期間が終了するまでエディタを使用することができます。

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